2025-2026年度 ガバナーメッセージ

国際ロータリー第2820地区
2025-26 年度 ガバナー
瀬 戸 隆 海
◯ロータリアンの皆さま、ローターアクターの皆さま、2025-26年度2820地区ガバナーを務めさせていただきます。何卒、宜しくお願い申し上げます。
◯世界中でロータリーを、「地球上で最も有能なボランティアのチーム」と称されている今、ロータリーをより拡大する計画の概要を示し、成長、奉仕、つながりを大切にして、今年マリオ会長は、会長メッセージとして「よいことのために手を取りあおう」と会員に呼びかけました。
◯そうです、会長テーマから会長メッセージと変革いたしました。このことは、大高ガバナー年度から始まったロータリーの3年間の目標と計画(3-year Rolling Target / Plan)に基づいて、革新ながらにも継続を進めようということの表われであります。常に目標設定を行い、そして見直しを行い、更に次のステップに突き進むということは、躍動を止めないということではないでしょうか。
◯マリオRI会長は、ロータリーの最大の財産は会員であり、個々の会員が協力することで世界を変える力があると述べられました。また、成長のための「不可欠な3つの柱」として、革新、継続性、パートナーシップを挙げ、変化する世界に適応し続ける事の重要性を強調しています。このメッセージは、ロータリー会員が団結し、共に善いことを行うことで、地域社会や世界全体にポジティブな変化を与えてくれるということを示唆しているのでしょう。
◯ロータリーの歴史を積み重ねるためには、常に若い仲間を取り入れ、引き継いでいかなくてはなりません。悲しいかな、人間は年齢を積み重ねていくうちに亡くなっていきます。ということは、ロータリーは常に脱皮をし、新しい命を吹き込まなければなりません。ロータリーを変えるためには、ロータリアンが変わらなくてはいけません。ロータリアンとしての理想と責務を外さない限り、自由なロータリー、快活なロータリー、そして楽しいロータリーを共に推し進めてまいりましょう。
◯皆さんのクラブはいかがでしょうか。毎年、新しい若い会員が入会していますでしょうか。新しいリーダーを育てていきましょう。若い会員が入らない、会員拡大ができない、そういったクラブは5年後には消滅するとまで言われています。
◯2025-26年の国際協議会は、世界中の会長エレクトとそのパートナー、そしてリーダーの総勢1300名の仲間が集い、研修を行う場所であります。今年は、世界中のローターアクターの代表も参加いたしました。日本からも2名のローターアクターが参加しました。若い人の意見はとても刺激的でしたし、若い人は先輩方に何を望んでいるのかということを知る必要があるし、ロータリーを活性化するためには、若い声を聴く耳を持たなければならないでしょう。ローターアクトにしても衛星クラブにしても、我々はもっともっと若い力を受け入れなければいけません。
◯皆さんのクラブでは、ロータリーの3年間の目標と計画(3-year Rolling Target / Plan)を推進していますでしょうか。ややもすると一般会員は、そんなことはクラブの会長だけが知っていれば良いなんて、心の底で呟いていませんか。じゃあ、私のクラブの状況はどこで確認することができるの?って思っていませんか。それは、マイロータリーやロータリーポータルサイトで見ることができます。当地区は、マイロータリーの登録割合は、全国でも上位の位置にあります。しかしながら、登録はしたけど見たことがないという会員が大変多いです。マイロータリーやポータルサイトには、ロータリーの情報がたくさん詰まっています。そのような情報を使わない手はありません。マイロータリーのラーニングセンターでは、ロータリアンとしての基本的情報から始まって、危機管理に関する私たちが心得なければいけないことがたくさん記述されています。是非とも、ロータリーのサイトをご利用ください。
◯それに合わせて、ロータリーの友に目を通してみてください。過日の地区研修協議会の席で、ロータリーの友4月号のことについてお訪ねしたところ、読んだ人は数人しかおりませんでした。とても、残念な事であります。4月号には、水戸好文ロータリークラブの川上会長の事が特集されておりました。私は、川上会長のことについては、よく存じているつもりでありましたが、記事を読んでいますととても幅広い見識をお持ちである方ということを知って、とても驚きました。その他にもたくさんの情報が盛り込まれております。是非とも、ペラペラとページを捲っていただき、気になるところを熟読してください。
◯ところで、皆さんはロータリーを楽しんでいますか? ロータリーの楽しさって一体何処にあるか考えた事はありますか? ロータリークラブを立ち上げたポール・ハリスは、あの混沌とした時代で彼の本心で話し合える友人がいなかったから、心から許せる友達作りに、ロータリーを立ち上げたとも言われています。同じ職業人だと、利害や業種内の仕事の取り合いになってしまい、また異業種の情報をも交換できるよう一業種一人ということになりました。次第に、仲間づくりだけでなく社会に貢献できるようにと社会奉仕が始まったわけです。
◯「地球上で最も有能なボランティアのチーム」といわれるまでに成長してきたロータリー、本当にボランティアだけなんでしょうか。私は今回の国際協議会に参加した時、オーランドの会場で海外の友人たちと再会いたしました。その友人とは、海外での奉仕活動で一緒に携わった人とか、人の繋がりで紹介された人とか、我ながら実に人の繋がりの深さに関心する次第です。国内でもそうであります。同期のガバナーの中で、ガバナーの奥さんの実家の繋がりでより一層絆を深めたり、他のガバナーの仕事上のお客様が私の知り合いであったり、様々な縁があります。そこには、ロータリーの仲間だからこそ信頼できるのでしょう。ロータリーの楽しさは、人との交わりであると私は思っています。是非とも、人との交わりを大切にしていただき、交わりの輪を広げてこそ、ロータリーを楽しむということではないでしょうか。
◯今年一年に限らず、ロータリーを楽しみ、お互いに切磋琢磨していきましょう。